解決志向トレーニング 第3回

解決志向トレーニング 第3回

第3回:例外

前回は、解決イメージを描くことについてお話をしました。今回は例外についてお伝えしたいと思います。

例外を探す

解決志向では、問題が少しでもよくなったとき、問題が起こらないですんだときのことを「例外」と言います。

問題が起きている時は悪い所ばかり見えてしまいますが、どのような状況でも必ずどこかにうまくいっているところは存在することが分かります。例外を発見できるようになると、解決への糸口が見つかりやすくなります。ほんの些細なこと、ほんのちょっとしたことでいいので、できているところ、うまくいっているところを探してみましょう。


例外(問題が少しでもよくなったとき、問題が起こらないですんだとき)を意図的に実施することができれば、良い循環が増えていくことになります。好循環を増やすことは解決のグランドルールで、問題解決への早道と言えます。

【ワーク1】例外を引き出す質問

以下の例を参考に、①~④の発言をした人に対して、例外を見つけるような質問をしてみましょう。
(例)最近、全然眠れないんだよ。
 ⇒1週間前でも1ヶ月前でも構わないけど、最近少しは眠れたと思うのはいつだろう?

①いろいろやってみたけど、全然だめだ。もうどうしようもないよ。

②あいつとは全く意見が合わないんですよ。何を考えているのか、全然理解できないし、一緒に仕事できませんよ。

③最近、うちの子は、親の言うことを全然聞かなくなったよ。

④経営は極めて厳しい状況にある。

【ワーク2】例外を引き出してみよう

自分の困りごとを1つ挙げて、例外を引き出す質問をしてみよう。

困りごと、質問、出てきた答えを書き出してください。

(例)
困りごと:就職活動が全然進んでいないので、焦っている。
質問:以前と比べて、少しでも就職に向けて取り組んだり、進歩している所はないだろうか?
出てきた答え:応募書類は一通り完成している、職業準備性チェックリストの数値は上がっている、課題点をスタッフと共有できている、マインドフルネスなどのセルフケアを以前よりやっている。

ワーク

ワーク1~2を実施してください。課題の提出はWord、またはメールに直接記入して送ってください。

ワーク1の解答例を下記に記載します。

解答例

【ワーク1】
①いろいろやってみたけど、全然だめだ。もうどうしようもないよ。
⇒ほんのちょっとだけでも、ほんの一瞬でも、これくらいなら少しはできているというのは、どんなこと?

②あいつとは全く意見が合わないんですよ。何を考えているのか、全然理解できないし、一緒に仕事できませんよ。
⇒じゃあ、彼の行動をしばらく見ていてくれるかな。それで、これなら認めてもいいかなと思うような意見や行動が、彼の中にあったら、教えてくれるかい。

③最近、うちの子は、親の言うことを全然聞かなくなったよ。
⇒親の言うことを聞いたときのことを教えてください。
どんな事なら、親の言うことを聞きますか?

④経営は極めて厳しい状況にある。
⇒経営の中で、どの部分はうまくいっていますか?
経営の中で、少しはマシと言えるのは、どんなことですか?

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