ソマティック心理学
今回は、ソマティック心理学(Somatic Psychology:身体心理学)についてご紹介をします。
日本では、故春木豊先生(早稲田大学名誉教授)が身体心理学として長きにわたり研究と実践を行われていましたが、久保隆氏が欧米よりソマティック心理学を持ち込み、日本ソマティック心理学協会が設立され2013年秋に設立総会がおこなわれました。残念ながら現在協会は休会中ですが、その考えは徐々に日本に根付いてきています。
ソマティックは、「soma=生き生きとしたカラダ」という意味を持ちます。
そして、「ソマティック心理学」「ボディ・サイコセラピー」ともいわれる心理療法のジャンルや、「ソマティックス」「ボディワーク」と呼ばれるジャンル、また、「ダンス/ムーヴメント」のジャンルなどを含んだ、「心身の統合」に関する領域の総称として使われています。
〝身体(肉体)は心に影響を与え、心は身体に影響を与える〟
〝身体と心が一致してこそ、人は全人的(ホリスティック)に回復する〟
これらを探求し、体験により学びを深めるものが「ソマティック」なのです(日本ソマティック心理協会)。
リエンゲージメントでも、心理プログラムと共に身体からアプローチするプログラムBNT(Brain Networking Traing)やマインドフルネス&ヨガを通して、利用者さん自身がご自身の身体の声に耳を傾けることをおこなっています。
プライベートではスマホ、ゲーム、YouTube、テレビなど、仕事でもパソコンと向き合うことが中心となる現代社会においては、身体の感覚を感じるとることがなかなかできにくくなっています。
リエンゲージメントでは上記プログラムを通して五感を感じ取り
心身一如、こころからアプローチをするプログラム、身体からアプローチするプログラムそれぞれがつながることで利用者の皆さまの生活の安定につながっていくと考えています。