「ポリヴェーガル理論について」 ブログ

「ポリヴェーガル理論について」

皆さん、こんにちは。
相変わらずの猛暑に加え、突然の雷雨といった天候の不安定さもありますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか❔
 
そういった環境ストレスがかかるときは、人間の生体リズムを保っている自律神経が頑張って適応を図りますが、頑張り過ぎてそのうち「疲労」として認識されます🤒
そのため、意識的に自律神経のバランスを整える必要があります❕
自律神経を整えるための行動は、自分の心身を労わることにもなりますので、ぜひ参考程度にお読みいただければと思います🌱
 
さて、その自律神経に関わるお話で、今日は「ポリヴェーガル理論」について取り上げます📚
ポリヴェーガル理論とは、神経生理学と心理学の観点から、私たちの自律神経系の働きとその影響について理解を深めるための理論です。
この理論を理解することで、ストレスや不安、感情の調整に役立つヒントを得ることができます💡
 
≪ポリヴェーガル理論とは?≫
 ポリヴェーガル理論は、1994年にアメリカの神経科学者スティーブン・ポージェス博士によって提唱されました。
 この理論は、自律神経系が単に「交感神経系」と「副交感神経系」に分かれるだけでなく、さらに複雑な構造を持つことを示しています。
 特に、副交感神経系が2つの異なる枝を持つことがポイントです。
 
≪自律神経系の構造について≫
 ポリヴェーガル理論によると、自律神経系は以下の3つのシステムから成り立っていると。
 ①背側迷走神経❄(Dorsal Vagal Complex, DVC)
  古い副交感神経系の一部で、基本的な生命維持機能に関与します。
  過度のストレスや危険を感じたときにシャットダウン反応を引き起こします。
 
 ②交感神経系🔥
  「戦うか・逃げるか(Fight or Flight)反応」を司るシステムで、危険を察知すると体を活発にする役割があります。
 
 ③腹側迷走神経💕(Ventral Vagal Complex, VVC)
  新しい副交感神経系の一部で、社会的なつながりや安全感を感じるためのシステムです。
  このシステムが活発であるとき、人はリラックスし、他者とのつながりを感じやすくなります。
 
≪ポリヴェーガル理論の重要性≫
 ポリヴェーガル理論は、私たちのストレス反応や感情の調整に深く関わっています。
 例えば、危険を感じたときには交感神経系が活発になり、体が「戦うか⚔・逃げるか🏃」のモードに入ります。
 一方、安全を感じると腹側迷走神経が活発になり、リラックスして社会的なつながりを感じることができます。
 
≪日常生活への応用≫
 ポリヴェーガル理論を理解することで、ストレス管理や感情の調整等に応用することも可能です。
 以下にいくつかの方法をご紹介します。
 
 ①深呼吸や瞑想🍃
  腹側迷走神経を活性化させるために、深呼吸や瞑想を取り入れることが有効です。
  これにより、リラックスしやすくなり、社会的なつながりを感じやすくなります。
 
 ②体を動かす🎾
  適度な運動は交感神経系を調整し、ストレスを軽減するのに役立ちます。
 
 ③社会的なつながりを大切にする👪
  家族や友人との時間を大切にし、社会的なつながりを感じることで、腹側迷走神経が活性化され、心地よい感覚を得ることができます。
 
≪まとめ≫
 ポリヴェーガル理論は、ストレス反応や感情コントロール等に有効なものの1つです。
 日常生活にこの理論を取り入れることで、より活き活きとした毎日を過ごせるかもしれません✨
 興味を持たれた方は、ぜひ詳しく調べてみてください🔍
 
 また弊所では、就労に直接関わる事柄だけでなく、今回のような心身の健康維持に役立つ情報等、間接的に就労生活をサポートする事柄も扱います。
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