モチベーションについて ブログ

モチベーションについて

いよいよ春らしい天候になってきたこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
さて、今回は「モチベーション」についてお話ししたいと思います。
モチベーションについては、「モチベーションを上げて~する」という用法で使われており、一般的には「現状を変化させるためのやる気」として認識されているのではないでしょうか。
しかし、そういった意味でモチベーションを高めようとすると大抵の場合つまづきます。
というのも、心理的な負担がかなり大きいからです。
 
なぜ心理的な負担が大きくなるのかと言うと、人間には「変わりたくない」という本能(心理的ホメオスタシス)があるからです。
このホメオスタシスは生理的にも無意識で働いており、例えば体内のタンパク質が足りなくなると自然とタンパク質を食べるように欲求を高めるなど、体内の状態を一定に保とうとする働きのことです。これが心理面にも働いています。
その一定の状態を「コンフォートゾーン」と言います。「自分にとって快適な空間や居心地のいい状況」を指します。
 
そしてそのコンフォートゾーンを目指そうとして発生する力が、ほかならぬモチベーションなのです!意外でしたか?
 
さて、ホメオスタシスは生体機能を維持するためには必須の働きですが、それゆえに非常に強力で厄介です。というのも、「変わりたい」と思ったときに存分に邪魔をしてくるからです。
 
「とは言っても変わっている人もいるじゃないか」と言う声が飛んできそうですね。
ではどうしたら現状を変化する方向に自分を動かせるのかというと、「コンフォートゾーンを理想とする未来に移すこと」です。
 
変わろうと行動しようとしてもなかなかうまくいかないのは、何に向けて変わろうとしているのかという「理想とする状況」が明確になっておらず、その状況を生々しく想像できないからです。そうした場合にはコンフォートゾーンが現状のまま動かず、「現状維持」のモチベーションが働きます。
 
しかし「理想とする状況」がはっきりしており、「そうなっている自分」をイメージできるようになると、現状を不快に感じ、理想とする状況を目指そうとするモチベーションが自然と強くなってきます。
 
以上を踏まえてもう一度モチベーションについて考えてみると、モチベーションとは、自分が快適と考えるコンフォートゾーンの実現を目指して生まれるものです。
そのため、コンフォートゾーンを無視して高めようとしても必ず無理が生じてきます。
 
したがって、一般に言うモチベーションを高めるためには、コンフォートゾーンを理想の状態に移す、すなわち「こうなりたい」と思える理想像を臨場感を持って鮮明に描けるようになる必要があるのです。要するに、目標設定です。
 
その後どうしていくかについて話すとキリがないので、今回はここで締めたいと思います。
 
何か変わりたいと思っている方がいらっしゃれば、闇雲にモチベーションを上げようとするのではなく、「目指したい場所」「なりたい自分」を明確にしていくところから始めていただければいいのではないかと思います。
 
リエンゲージメントでは、利用者の方々への支援において目標設定を大切にしていますので、少しでも気になった方は、ぜひ見学相談にお越しください!
 
<参考文献>
・RESKILL「コンフォートゾーンとは?抜け出すポイントを解説!【従業員を成長させる】」https://www.recurrent.jp/articles/what-is-comfort-

   

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