就職活動における自己理解の大切さ
皆さん、こんにちは。まだまだ暑い日が続きますが、少し日が落ちるのが早くなってきたように感じます。旧暦の上ではもう秋だそうです、信じられませんね。🍂
さて、本日は 「相手のニーズを把握すること」の重要性についてお話しさせていただきたいと思います。
これはコミュニケーション全般において重要なことですが、就職活動においては特に強く意識されることではないかと思います。
まず、希望する会社に入社するためには、その会社がどんな人材を欲しているのかを理解したうえで、「自分はそのニーズに応えられる 」ことを会社に証明し、「この人なら大丈夫だ」と会社に思ってもらうことが必要です。
言葉にすると単純そうですが、これらを実現するのはかなり難しいことに加えて競争相手も多いからこそ、就職活動が厳しいものとなっているのだと思います。
では、希望企業に採用してもらうために必要な段階を実現するのがなぜ難しいのか、もう少し細かく考えてみましょう。以下にその段階を3つに分けて端的にまとめてみました。
① 相手のニーズを把握する(対人理解)
② そのニーズに応える能力や素質が自分にあるか照合する(自己理解)
③ ニーズに合った自分を相手に伝わるように表現する(自己表現)
まず1段階目の「相手のニーズを把握する」ことは文字通り相手が求めることが何か考えるということで、簡単ではないにしても比較的わかりやすいかと思います。
しかし問題になってくるのは次の2・3段階目です。
というのも2段階目においては「相手のニーズに自分が応えられるに違いない」という錯覚が、3段階目においては「自分の表現は相手に伝わるに違いない」という錯覚が生まれやすいからです。
これらの錯覚が生まれる理由には様々なものが考えられますが、重要な要因としては「ありのままの自分を受け入れられていないことと、他人は自分と違う考えを持っていると理解できていないこと」があげられます。
2段階目の錯覚については、その能力がないものの、入社したいという強い気持ちが先走っている場合によく見られます。3段階目のものについては、相手の立場や気持ちを考える余裕や習慣がないなどのために、自分の表現が相手に伝わるものだと思い込んだ時によく発生します。
以上のことを踏まえると、希望する企業に就職するために必要なのはまずは少しずつ「ありのままの自分を受け入れていくこと」と「自分の表現を相手はどう受け取るか」について意識を向けることです。
ただ相手の受け取り方については自分だけではどうにもならない部分もあるので、まずは自己理解を進めていきましょう。
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