“色”を日常生活で役立てる
皆さん、こんにちは。
相変わらず猛暑日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
暑いときは、ついつい冷たいものばかりとってしまいがちですが、胃腸の胃腸を労わって、たまには温かいものをとることも大切ですね。
私は胃腸が強くはないので、暑さにも対処しつつなるべく温かいものをとっています。
夏にオススメなのは、ミントのブレンドされたハーブティーです。
ミントのスーッとする清涼感が後からやってきて、いくらか暑さが和らぎます。
他にも清涼感を得られるハーブは数種類ありますので、ご興味があれば試してみてください。
さて本日は色彩心理学をもとに「色」について、お話していきたいと思います。
まずは色についての基礎知識をお伝えしますね。
“色”とは電磁波の一種で、目の中で色の感覚を引き起こす光のことです。
例えば青色の物体は、科学的にはその物体が青く着色しているわけではなく、青い波長のみを反射させる性質をもっていると捉えます。
そうして反射した光の刺激を目で受け取り、脳が「色」として認識しているというメカニズムがあります。
また、人体は様々な元素から構成され、それぞれ固有の振動数をもって常に振動しているそうですが、色の光刺激が皮膚にキャッチされると、元素と呼応して生体反応を引き起こすことも知られています。
その例としては、赤一色の部屋と青一色の部屋を用意し、湿度や温度等の環境条件は同じにして、被験者にそれぞれの部屋へ入ってもらう実験が挙げられます。
実験結果としては、赤い部屋では脈拍・呼吸数・血圧が上がって暑く感じ、逆に青い部屋では、脈拍・呼吸数・血圧が下がって涼しく感じたとのことです。
そして、2つの部屋での体感温度の差は3℃もあったそうです。
そのほか、赤は赤外線の隣に位置する色で、波長が大きく筋肉の興奮効果があり、時間の流れが速く感じたそうです。
対して青は、紫外線よりに位置する色で、さざ波のような優しく小さい波長のため、筋肉の弛緩効果があり、時間の流れが遅く感じたとのことです。
以上のように、色の光刺激は皮膚でも感じ取っており、人間の皮膚は「第二の目」とも言われます。
こういった色の性質は、社会生活上の様々な場面で有効活用されています。
例えば、現在のような暑い時期には、部屋の壁紙やカーテン、クッション等の家具を、鎮静効果のある青色等の寒色系で揃えると、暑さを和らげることができます。
また、先ほど説明に出てきた赤色は交感神経を活発に働かせて、アドレナリンやノルアドレナリン等の覚醒ホルモンを分泌させ、全身を奮い立たせる効果があります。
さらに、テストステロンという男性ホルモンの濃度を上げるとの推測もあり、アグレッシブになる効果があるため、政治やビジネス場面において活用されることがあります。
たとえば1960年代のアメリカでは、政治家がこぞって、カラーコンサルタントを雇い、有権者に与えるイメージを戦略的に作り上げていたといわれています。
ケネディ元大統領は当時、大事な場面にて、赤色のネクタイを必ず着用していました。
また、選挙の際には、赤色を上手くファッションに取り入れたことで、他の候補者と比べて若々しい印象をもたれる等、自身の印象アップに役立てていたそうです。
ビジネスの例でいうと、経営者のトップクラスの人たちが、赤色のネクタイを着用して出席する昼食会(通称:パワーランチ)というものもあるようです。
こうした事例にならって、何か重要な商談をまとめたいとき等には、ハンカチやポーチといった小物で赤色を取り入れてみるのもオススメです。
他にも色の効果や活用方法は多々ありますので、ご興味のある方はぜひご自身でも調べて、日常生活に取り入れてみてくださいね^^