けん玉の効果
夏が近づいてきましたね。大分暖かくなってきました。
さて、今回は懐かしい昔遊びの「けん玉」がテーマです。
けん玉に効果って何かあるの?と思った方、これを読んだらやりたくなるかもしれませんよ。すっかりやる人が減ってしまったかと思いきや、あなどるなかれ、若者を中心に世界中で静かなブームになっていたりします。
また、バルセロナオリンピックの金メダリストの古賀稔彦さんが指導する柔道教室で稽古前に行うのがけん玉だそうです。他のトップアスリートたちも練習の合間に使用したり、医療の現場でも使われていたり、とても注目されています。
それは何故か・・・?
けん玉を含む「昔遊び」には、脳の重要な部分を活性化させたり、集中力を高める効果があると分かっています。
けん玉で慣れたワザをしている時の脳活動を調べてみると、脳の司令塔とも言われる「前頭前野」周辺の活動が抑えられ、集中状態のときに感じる「ゾーン」と言われる状態に近くなります。また逆に難しいワザをやると、脳の前頭前野などが活発に働き、記憶力アップに繋がると言われています。
リエンゲージメントのプログラムとしてはBNT(ブレイン・ネットワーキング・トレーニング)として行っています。普段使わない脳の神経回路のネットワークの構築などすることで、神経伝達物質のセロトニンなどが出て、より良い睡眠などに繋がっていきます。
BNTの時間やたまに朝礼前にけん玉のチャレンジをしていますが、結構難しくてなかなか上達しません。でも、たまにできた時には「やったー!」と達成感を感じ、無邪気に喜んでいます。一緒にやっている人がいれば、一緒に喜び合い、気持ちが上向きになります。効果を理解・期待して行うことも大事ですが、みんなで一緒に楽しんで一体感を味わう時間を共有できることも大切です。
また、就労して働き続けるために大事になるものとして、体力があります。BNTのように楽しみながら、無理なく自分のペースで体力作りに繋がるプログラムもありますので、気になる方はぜひ一度いらしてみてくださいね。