ストレスコーピングのヒント
あけましておめでとうございます。
一昨年は大きな変化のあった一年でした。
今年は少しでも今の状況が落ち着いてくればいいなと思います。
さて、私は三が日をさけて、近所のお寺に行ってきました。
そのお寺は結構なこう配の石畳の階段の先にあります。
不揃いな石を組み立てた石段のため、のぼり、おりも大変です。
息切れ切れになりながら境内に到着し、お参りをすませました。
そして、境内から少し離れたところに、市内を見渡せる小さな空き地があります。
その空き地でくつろぐことが楽しみになっています。
お寺から空き地に行くにはちょっとした林の中をとおります。
積もった落ち葉が柔らかな天然の絨毯のようです。
そこに、冬の冷たい風に林の木々が揺らぎ、何とも言えない響きが私を包みます。
それに耳を傾けながら深呼吸をします。
ひんやりした、木々の香りを含んだ空気。
あぁ、空気っておいしい。
二度、三度深呼吸を繰り返し、空き地のベンチに腰掛けます。
そして、軽く目を閉じながら再度、深呼吸をします。
冷たい風の吹く音、まぶたを通しての日の光、自身の呼吸など感じながら。
時々、揺れる気持ちを感じながら、深呼吸を続けます。
この場所で自然に触れることで、心に余白が生まれる感じがします。
先日、一冊の本を読んでいると、緑や自然に触れ新鮮な空気を吸うことでコルチゾール値が減少するということが記載されていました。毎日15分程度、散歩やウォーキングをして新鮮な空気を吸って帰ってくるだけでも、自分の神経系の傾向性を変えていくことができるということです。
私の空き地でのくつろぎはストレスコーピングになっていたようです。
皆さんのストレスコーピングはどんなことがありますか?
リエンゲージメントでは様々なプログラムを提供しています。その中で、ストレスコーピングも学んでいくことができます。
ご興味のある方は、ぜひ一度見学にいらしてくださいね。
参考文献:
その生きづらさ、発達性トラウマ?ポリヴェーガル理論で考える解放のヒント
花丘ちぐさ著 春秋社(2020)