こころが満たされ、周囲の人々と前向きな関係を築く方法
こんにちは。
緊急事態宣言が延長され、自粛生活が長引いていますね。なかなか簡単には人と会いづらい状況になったからこそ、人と交流する有難さを感じる方も多いのではないでしょうか。
本日は、こころが満たされ、周囲の人々と前向きな関係を築くことができる方法についてお話をさせていただきたいと思います。
心理学に「ストローク」という言葉があります。
元々は「なでる」「さする」という意味の言葉ですが、心理学的なストロークとは、言語・非言語全てを含めて「存在を認める行為」のことを指します。
ストロークにはプラスとマイナスがあります。
プラスのストローク:勇気づける、微笑む、信頼する、抱きしめる など
マイナスのストローク:責める、叩く、非難する、文句をいう など
ストロークは“心の栄養”とも呼ばれていて、私たちは関わり合いの中でお互いに心の栄養を受けたり渡したりしています。そのため、ストロークが不足すると人はマイナスのストロークでも摂取しようとします。
人の悪口を言ったり、相手を批判してしまう時はストローク不足(=人との関わり合いの不足)を補おうとしている可能性があります。なるべくプラスのストロークを増やしていきたいものですね。
プラスのストロークを増やす方法について、いくつかご紹介します。
①プラスのストロークを周囲に与えましょう!
(笑顔であいさつする、相手の話を否定せずに聞くなど)
②プラスのストロークがほしいと伝えましょう!
(「一緒にいてほしい」、「褒めてほしい」など)
③プラスのストロークがきたら喜んで受け取りましょう!
(素直に「ありがとう」と言う、褒めてもらったら「嬉しい」と伝えるなど)
④マイナスのストロークがきたら上手に断りましょう!
(意地悪なことを言われたら相手の言葉には乗らず「なるほど、あなたはそう思うのね」と冷静な大人の対応をするなど)
⑤プラスのストロークを自分自身に与えましょう!
(「次はきっと大丈夫」、「私頑張っているな~」と自分を褒める、勇気づけるなど)
いかがでしたか?普段、皆さんが何気なく実践されていることもあったかと思います。自粛生活が終わり周囲の人々と再会する際には、プラスのストロークを意識しながら優しい言葉がけや思いやりのある行動をして、より良い関係を築いていきたいものですね。
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