うつ病・双極性障害 発達障害 HSP 就労移行支援・リワークリエンゲージメント

朝晩はすっかり冷え込むようになってきましたね。皆さん、お風邪など召されていないでしょうか？
温かいものを飲んだり、着るもので体温を調整したりして、身体を冷やさないようにお気を付けくださいね＾＾ さて、リエンゲージメントは就職後も安定した就労を続けられるように支援をしています。
就労定着支援の一つとして、利用者さんが就職された企業へお伺いし、本人と上司の方との定期的な面談を行っています。 就職して間もない頃は、
「緊張して疲れやすい。」
「仕事になかなか慣れない。」
「覚えなければという焦りの気持ちばかりが空回りしている。」
など、たいへん苦労されている言葉が洩れてきます。
職場や仕事に慣れるまでには多少の時間を要します。
ここは、ひとつの頑張り時です。 そして、ここを乗り越えると、またひと山待っています。
「3か月、半年経ったのに、仕事が遅いと思う。」
「自分は本当に会社の役に立っているのだろうか？」等
本人が思い描いていた職場での成長スピードと実際に感じている成長感との間にズレを感じてくる様です。
そのズレ感は本人のなかで大きくなり、モヤモヤ感やイライラ感として出てきます。 ここで、もう一度自分を振り返ってみてください。
そう思っているのは自分だけではありませんか？ 事実、上司の方からは、「よくやっています。ここへ来ていただいて本当にありがたいと思っています」という言葉が返ってくることが多いのです。
上司からの評価は高いのに、自身の評価は厳しくなる方が多いように見受けられます。 また、他者から評価と自己評価が一致するまでには、タイムラグがあるようにも思われます。
最初は自己評価が低かった方でも、しばらく経った面談では、本人から
「楽な気持ちで働けています。」
「焦ることなく、一つひとつの仕事を覚えていけば良いと思っています。」
といった言葉が出てきます。
口調も表情も柔らかな印象を受けます。
これは自身の評価が他者の評価に追いついた時であり、“この人は働き続けることができるな”と感じます。 “成長できた”と自分自身の体が感じるまでにはタイムラグがあります。
このタイムラグの間も、自分ができることをコツコツと着実に続けていくことが大切です。
“ステップ・バイ・ステップ”つまり、一歩一歩進んでいくことが自身の力になって行きます。
就労後も継続できるように、今から実践していってほしいと願っています。