その気持ちは誰のため?
10月に入りようやく秋らしい気候になってきましたね。
食欲の秋、紅葉の秋、読書の秋、いろいろな楽しみが待っていますが、皆さんは今年の秋はどのように過ごしますでしょうか。
さて本日は、コミュニケーションで起こりがちなすれ違いについて話をしたいと思います。
皆さんは、誰かを心配してアドバイスをしたり、何か問題を解決するときに協力を依頼したりするとき、どのように伝えていますか?
ちょっとしたことですが、何かを助言したり、お願いをしたりするときは、自己満足で終わらせないことが大切です。
例えば、友人がかぜを引いたとき「栄養のあるものをしっかり食べないとだめだよ。あなたのために言ってるんだから。」とつい言ってしまうことはないでしょうか。
相手を心配した言葉だと思いますが、このように伝えると「いやぁ、身体だるいし食欲も無いんだよなぁ。」と少し距離を置かれてしまうことがあります。
このようなすれ違いは、相手への配慮として伝えたつもりが、実は自分の気持ちを汲み取り表現しただけのときによく起こります。
先ほどの例で言えば、友人にアドバイスをした背景には相手を心配して落ち着かない気持ちがあると思います。
ですが、この自分の気持ちを落ち着かせるためだけに、相手にアドバイス通りにするように伝えていたのだとしたら、相手はその言葉をこころよく受け入れられないかもしれません。
「そんなこと言われたって。」と抵抗が生じるだけでしょう。
もし、何かを助言したり、お願いをしたいときに、「あなたにこうしてほしい」「あなたにこうなってほしい」と、自分だけが結果に満足するような主張になっているときは注意が必要です。
自分の望む方向に相手を誘導しようとする欲求や、コントロールしようとする気持ちがあるときには、一度、自分はどういうつもりで関わろうとしているのか振り返ってみましょう。
自分の気持ちに誠実に向き合うことが大切です。
また、相手と良好な関係性をつくるには、双方に納得のいくようにやり取りをすることも大切です。
自分の気持ちばかりではなく、相手のことを想っている気持ちも同時にあると思います。
まずは、相手の側に立って共感を示し、そのうえで建設的な方法を共に考えていきましょう。
上の例で考えると「かぜひいて辛いよね。私も早く元気になってほしいと思っているよ。食欲ないと思うけど、何なら食べられそう?」
といった提案が出来るかもしれませんね。
最後に、ときにはこちらの提案に相手が反対することもあると思います。
そのようなときには、相手には賛成も反対もすることが出来る権利があることを自覚し、反対されたときのための対応方法も考えておくとよいでしょう。
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【日時】令和元年10月20日(日)10:00~16:00 ※雨天実施、荒天中止
【会場】都立戸山公園(大久保地区)、新宿スポーツセンター(大久保3-5-1)
【主催】新宿区・大新宿区まつり実行委員会
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