就職時の不安と期待
紅葉も見ごろとなり、外へ出かける機会も増えてきます。
風邪も流行っていますので、体調に気をつけてお過ごしくださいね^ ^
さて、私たち就労支援者は、利用者さんの就職面接に同行します。
内定が決まった面接の場に巡り合うこともあります。
先方より内定が告げられた瞬間に、利用者さんの表情は緊張から解かれ、安堵と嬉しさの顔に変わっていきます。
就労支援者として、その場で喜びの気持ちを分かち合えたことは嬉しい限りです。
ただ、就職に向かって期待の気持ちばかりではありません。
就職のスタート日が近づくにつれて、不安な気持ちが出てくることが多いように思います。
以前のブログ「仕事との長いつきあい」において、定年を迎えるにあたっての不安な気持ちについて述べました。
“仕事を通して得てきたものが失われてしまう”という不安です。
例えば、
・収入が減ることの不安
・社会的信用や保証がなくなることの不安
・会社という帰属集団から離れていくことの不安
・職場という自己実現の場を失ってしまうことの不安
などが、定年を迎える際に生じてくると述べました。
これから再就職される方にとっては、このような“失われてしまうという不安”はないはずです。
では、どのような不安が生じるのでしょうか。
・新しい環境や人間関係にうまく馴染んでいけるかどうかに対する不安
・仕事を通して成長していけるどうかに対する不安
など、定年時とは反対に、社会的信用、帰属集団、自己実現の場を得ることに対する不安を感じるのではないでしょうか。
一見、相反するようですが、誰でも期待とともに不安は生じてくるものなのです。
私たちは、このような不安に対して
「ここでの通所を通して乗り越えてきたこと、自身が成し得てきたことの事実を思い出してください」
「ここで学んだことや体験したことは、あなた自身のリソース(資源)です。それらは就労後の支えになります」
「最初は見えないこともスモールステップで行動していけば、しだいに見えてきます」
などとお伝えしながら、一緒に考えていきます。
そして、就職後もメールでの相談や月毎の面談などを通して、安心して定着できるように支援を継続していきます。
リエンゲージメントでは、就労準備プログラムなど様々なプログラムが用意されており、就職後の定着支援事業の体制も整っています。
ここで、スタッフと一緒に就労に向けて歩み出してみませんか。
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気軽にお問合せください。
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