うつ病の時の不眠 ブログ

うつ病の時の不眠

やっと少し涼しくなってきましたね。
朝、玄関を開けた瞬間に浴びる風から日に日に季節の移り変わりを感じます。 さて、今日は【うつ病の時の不眠】についてお伝えしていきたいと思います。 私たちは、話したりごはんを食べたり歩いたり嬉しい気持ちになったりと、何をするにも脳とこころのエネルギーを浪費しています。
例えば、いつも残業が5時間あるため睡眠時間は1日4時間取れればいい方、休日出勤も当たり前で、昼食はサンドイッチやおにぎりを片手に仕事に取り組んでいる状態が長期間続いたとしましょう。
元々まじめな性格の方、何事も完璧にこなしたい性格の方などは、こうした大変な状況であっても、なんとか適応しようとして頑張りすぎてしまう傾向にあります。
しかし、脳と心のエネルギーは有限です。
しっかり栄養を摂る、しっかり休む、適度な運動をすることでエネルギーは回復していきますが、上記のように過剰に頑張りすぎている生活が長期間続けば、エネルギーは枯渇し徐々に脳が正常に働かなくなってきてしまいます。
このように過剰に頑張りすぎてエネルギーが枯渇してしまう状態は、典型的な「うつ病」のパターンと言われています。
この時、脳は少なくなってしまったエネルギーをなんとかやりくりして、心臓を動かす・呼吸をする等の生命活動を優先して維持させます。
ですので、感情をコントロールしたり思考したりするといった機能にエネルギーが回らなくなり、ある日突然涙が止まらなくなる、イライラしやすくなる、頭が回らないといった状態に陥ってしまうのです。
それは、脳が生命維持を優先して守ってくれている証拠なんですね。 うつ病の初期症状として現れると言われているのが不眠です。
不眠といっても、①入眠困難、②中途覚醒、③早朝覚醒、④熟眠感のなさといった、いくつかの症状に分かれており、時には複数組み合わさって現れます。
うつ病と診断された方は、最初は特に①入眠困難と③早朝覚醒に悩まされるのではないでしょうか?
皆さんは、これらの症状は何のために現れていると思いますか?
実は、うつ病の人の身体の時間と脳の時間は約6時間リズムがずれていると言われています。
例えば、身体が5時に覚醒したとすると、脳が起きるのは約6時間ズレているので、昼近い時間にやっと脳は覚醒することになります。
そして夜、身体が疲れて眠ろうとしても、約6時間ズレていますから、まだまだ脳は起きたばかりで覚醒状態のままです。
ですので、眠りたくても眠れない(=①入眠困難)、眠れたとしても途中で起きてしまう(=②中途覚醒)となってしまうんですね。
さらに、身体は起きているのに脳に従ってベッドでだらだらと過ごしてしまうと『ベッドが眠れない場所』として学習してしまい、どんどん眠れなくなってしまいます。
結果、寝た気がしない、すっきりしない(=④熟眠感のなさ)となってしまうんですね。 では、なぜ身体の方が先に起きてしまう(=③早朝覚醒)のでしょうか?
実は、身体は脳とズレてしまった約6時間のズレをなんとか治そうと努力してくれているのです。
とはいっても、うつ病の脳はエネルギー不足からなっているので、やはりしっかり休養を取ることが重要となってきます。
そこで、身体は休めつつ、脳には「夜の睡眠は終わったのだ」と知らせてあげる必要があります。
例えば、ベッドから出てソファーでうとうとする等、睡眠ではなく仮眠であると脳に知らせてあげてください。
脳中心の生活から身体中心の生活にシフトすることは、うつ病から回復するためにはとても大切なことです。
そのためにはある程度エネルギーが溜まってきたら、体内のリズムを整えていくためにやはり朝、日光を浴びることで体内のリズムをリセットすることが重要となってきます。 うつ病の回復には段階があります。
また、うつ病は再発のしやすいという特徴があります。
しっかり通院を継続し、医師と相談しながら1歩1歩確実にステップアップしていきましょう。 リエンゲージメントでは、生活リズムを整えるためのプログラムも実施しております。
よければ見学や体験にいらっしゃってみてくださいね。
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