面接までの道のり
まだまだ冷え込み厳しい日もありますが、風の匂いで春を感じる季節になりました。
桜の開花予想もそろそろ聞こえてきそうな気配です。^^
さて、本日はタイトルの通り、「採用面接に至るまでの道のり」についてお話ししたいと思います。
リエンゲージメントのブログでは、通所を開始されてから就労に至るまでの段階を、プログラムの紹介をまじえながらお話ししてきました。
そのプロセスの最終段階が、採用面接を受ける、という場面になるかと思います。
実際に企業の面接を受ける場面はいろいろです。
『合同面接会で感じたこと』では、ハローワーク主催の障害者就職面接会についてお話をさせていただきました。
その他にも、ハローワークから送られてくる障害者雇用の求人票は、頻度高く更新されています。
就労準備段階に入った方々は、ご自分とマッチングする求人のチェックを欠かせません。
興味がある求人や受けてみたい求人があると、その都度スタッフと相談をしながら応募するか否を決定していきます。
同時進行で就労準備プログラムでは、ご自身のできること、できないこと、やりたいと思う仕事を整理し、棚卸しをしながら応募書類の作成をしていきます。
そして、応募書類の準備が整うと企業に送付、応募します。
次の段階、書類選考を通過するといよいよ採用面接を受ける段になるわけです。
この段階に入ると、面接を受けるご本人の緊張感も当然高まってきますが、実は私達支援者の緊張感も同じように高まります。
それは、なぜでしょうか?
それは、支援する側の私達もみなさんが就労を目指して、採用面接に至るまでのご苦労を共有してきたからだと感じています。
ご自身のこれまでを振り返る棚卸しは、以前のお仕事で辛かったご経験を今一度意識に上げて振り返っていただくことがあります。
また、逆に仕事を通して嬉しかったこと、やりがいがあったこと、好きな仕事ではあってもうまくいかなかったことなども棚卸をしていきますが、就職活動でこの棚卸し作業が一番難しい、と感じられる方も少なくありません。
そこで、私達スタッフもみなさんがご経験されたお仕事の内容や、その時期の環境、その時メンタルはどのようなご状態であったのかを、一緒に振り返っていきます。
この振り返り作業を一緒にすることが、実際に採用面接に支援者として同行させていただく際に「あうんの呼吸」で活きてくるのです。
企業の採用面接を受けられるのは、もちろんみなさんご本人ですが、時により、支援者として面接の場に私達スタッフも同席させていただくことがあります。
面接を受けるご本人は当然緊張されていると思いますが、隣に座る私達スタッフも同じように緊張感を感じています。
採用面接の際には、面接官の質問に対して、時折答えに詰まることがあって当たり前のことです。
そのような場面では、「大丈夫?」と心の中で問いかけながらチラッと視線を送ります。
すると、ほとんど同じタイミングで面接を受けているご本人もこちらに視線を送ってきて、二つの視線が空間で重なることがあります。
一緒に棚卸しをしてきたからこそ、気持ちが通じているからこそ、面接の場で適切にフォローできる一言が言えるのだと思います。
企業側から見ても、しっかりとした支援機関と信頼関係で繋がっている人を採用したい、これは大原則です。
みなさんも採用面接までの道のりを、私達リエンゲージメントのスタッフと一緒に歩いてみませんか。
※リエンゲージメントでは、
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気軽にお問合せください。
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