『寛容さ』を身に着ける
毎年この季節は、立春といっても寒気や荒天のピークになると言われています。
今年はさらに記録的な大寒波ですから、くれぐれもお体に気を付けてくださいね。
さて、今日は『寛容さ』について考察したいと思います。
仕事場において、自分がテーブルの上に物を放置していてもあまり気にならないのに、他者がテーブルの上に物を放置しているとイライラしたりすることがありますよね。
自分が放置していてもそんなに気にならないのは、片付けようと思えばいつでも片付けられる、という意識があるからではないか、と思うのです。
それは、自分が放置しているものは、自分のコントロール下にあり、片付けようと思えばすぐにでも片付けられるので、自分の中ではほとんど既に片付けたも同然に感じられ、人に注意されると「うるさいな、ちょっと置いてるだけじゃないか」という気持ちになるのではないかと思うのです。
でも、他者が放置しているもの(「あいつが片付けるべきだ」と自分が感じているもの)は、自分のコントロール下にないので、とても目障りです。
これを言い直してみると、”自分のコントロール下にあるものは気にならないが、コントロール下にないものは気になる”このギャップがイライラやトラブルの原因になりうる、とは考えられないでしょうか?
しかし、真の寛容さとは、”自分のコントロール下にないものを許容できるか否か というところで試されるのかもしれない”ということです。
仕事場においては、会社の理念や、価値観、ルールを共有しながら、年齢も人生経験も、背景も異なる人々が、それぞれ会社の中で各々の役割をもって働いています。
同じ目的で働いていても、人間関係に齟齬はつきものです。
ということは、そもそも大前提として、「自分と同じ考えの人はいない」と認めることがあるのではないかと。
ただ、これがなかなか難しいのです。
欺く言う私もまだまだ人に寛容になれていない気がします。
個人的には、人に寛容になるための第一歩は、”自分はなかなか本当には寛容になれないんだよなあ”と、自分で自分を認めることのような気がします。
そして、この考えを認めることが、とても重要なのかもしれません。
自分自身の不寛容さを認めることで、相手の行動言動に寛容になり、多様性を認め、尊敬と威厳をもって接することができると思います。
相手に求めるのではなく、まずは自己を振り返り、自己の寛容さを広げることで、よい信頼関係が築けるのではないでしょうか?
リエンゲージメントでは、仕事をするうえで大切な、この『寛容さ』を身に着けられるよう、様々なプログラムで実践をしていただきます。
そして、仕事場において必要なスキルを再度確認し、就労定着にむけてサポートをしてまいります。
一人で悩まずに、ぜひ就労に向けて一緒にがんばりませんか?
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