あさが来た
気候も随分と暖かくなり、本格的な春が到来したのを感じられますね。
新年度が始まって、1週間。
みなさん、春がやってきて、どんなことをされましたか。
さて、昨年度後期に放映されていた朝の連続テレビ小説が非常に話題になったことはみなさんご存知でしょうか。
明治から大正にかけて、活躍したといわれる女性実業家 広岡浅子さんをモデルにしたドラマです。
彼女は、まだ女性の社会進出がなされていない日本で、自身のやりたいことや社会に必要だと思われるものを提案したり、作ったりし、日本社会に大きな影響を与えました。
そんな広岡浅子さんが亡くなる前に言った言葉をみなさんご存知ですか。
「私は遺言を残しません。日頃から言っていることが、全て私の遺言です。」
この言葉を聞いてみなさんは何を感じますか。
私は、言葉に含まれている重みのようなものを感じます。
これこそが遺言のようにすら、感じられました。
私たちが日常的に言う言葉には様々な意味があります。
言葉は、他者に伝えることで、何かしらのものを自分や他者に残していきます。
ときに、これは言霊とも言われます。
言霊とは言葉に内在すると信じられている霊力のことを指します。
声に出した言葉が、良いことであれば良い出来事が起き、悪いことであれば悪い出来事が起こるというものです。
みなさんは自分の発する言葉で、人間関係や自分に良いこと・悪いことを引き起こしてはいませんか。
例えば、自分や他者に「自分はダメだ」、「あの人はこうだから、こうなんだ」と言えば、どんどん悪い出来事が自分に降りかかったり、他者との関係が悪くなったりすることでしょう。
一方、自分にも他者にも「ありがとう」や「すごい」等の言葉が出てくれば、良い出来事が自分に舞い込んできたり、人間関係がよりよくなったりすることでしょう。
広岡浅子さんは、日頃から、自分や他者に影響を与える、様々な言霊を残していったのかもしれません。
自分自身の発する言葉、一度意識して振り返ってみるのはいかがでしょうか。(^^)
鎌倉文学館にて、4月17日(日)まで、収蔵品展「作家 身の回り」が開催されています。
夏目漱石や里見弴ら、言葉選びの達人ともいえる作家たちの身の回りの品々が公開されています。
中でも、川端康成が愛用した鎌倉彫りの机は有名なようです。
暖かくなってお散歩ついでに、足を伸ばしてみるのはいかがでしょう。
鎌倉文学館
〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷1-5-3
※リエンゲージメントでは、
随時 無料のリワークプログラムに参加できる方を募集しております。
気軽にお問合せください。
[footer]]]>