笑いは良薬
明日から4月です。心新たに新年度をスタートさせたいと思います。
さて、お花見で出会った多くの人々の笑顔に元気をもらったこともあり、今回のテーマは「笑い」について考えてみたいと思います。
リエンゲージメントで実施しているプログラムの中には、盛り上がり、笑い声の絶えないプログラムがあります。既に皆さんもご存知の通り、この「笑う」という表現は、私たちの健康に大きく関係しています。
「笑いに勝る良薬なし」と昔から言われていますように、人々は経験の中から「笑い」を健康に良いものと受け止めてきました。
そして、ここ数十年の間に「笑い」の研究がなされ、その効果が科学的に証明される報告が次々と発表されています。
今では、「笑い」は副作用のない薬とか、身体の万能薬などと言われるまでになっています。
笑いの効果として、ストレス解消、生活習慣病の予防、免疫力向上、自律神経のバランスを整える、血行促進、脳の活性化、筋力アップ、鎮痛作用といったことがあげられます。
伊丹仁朗先生が行った実験の1例をご紹介します。
治験者に3時間大笑いしてもらい、その直前と直後に採血してリンパ球の活性(ガン細胞を攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞の元気度)を調べてみました。
その結果、笑う前にNK活性の数値が低かった人は、すべて正常範囲までアップし、高かった人の多くも正常近くの数値に下がるということが確認されました。
つまり、笑いには、ガンに対する抵抗力を高め、免疫機能を正常化させる効果がみられたのです。
さらに、薬では一定の時間がかかるのに対して、笑いには、短時間で免疫系を正常化させる生理学的効果(即効性)があるということが実験結果として得られました。
そして、大変興味深い実験結果として、心からの笑いでない表情だけの作り笑いでも、数値的には良好な効果が得られたということです。
これは、たとえ苦しくて、とても笑う気分ではなくても、表情だけでも笑顔を作れば、脳や体が良い反応をしてくれるということなのではないでしょうか。
フランスの哲学者アランは「幸福論」の中で次の言葉を述べています。
「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」
まず、形からでいいので、スマイルを始めてみませんか。(^^)
出典「笑いの健康学-笑いが免疫力を高める-」伊丹仁朗
【イベントご案内】 「FLOWER GARDEN(フラワーガーデン) 2016」
4月2日(土)から4月24日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫(〒231-0001 横浜市中区新港1-1)で開催されます。色とりどりの花々が彩る期間限定のガーデンがお目見えし、夜間ライトアップやプロジェクションマッピングの上映なども見られます。春は桜だけではありません。可憐な花たちと出会い、癒され、感動し、あなたも素敵な笑顔の花を咲かせてください。
※リエンゲージメントでは、
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