天使の贈り物~2~
さて、クリスマスといえば、日本では豪華なケーキがたくさんありますよね。
しかし、海外ではクリスマスに豪華なケーキはあまり一般的ではないようです。
フランスなどでは、ブッシュド・ノエルといったデコレーションされたケーキもあるようですが、イギリスでは、クリスマスプディングというシンプルなケーキですし、ドイツやイタリアでは、ドライフルーツなどの入ったシュトレンやパネトーネといったパンを食べるのが一般的のようです。
国によって随分違うものですね^^
では、先週のお話(天使の贈り物~1~)の続きを見ていきたいと思います。
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3ヶ月が経ってクリスマスがきました。クリスマスの夜に、その老婦人からエリクソン博士に電話がかかってきました。
老婦人「先生、今日のクリスマスほど不思議なクリスマスはありませんでした。庭師が大きな門のそばにクリスマスツリーを飾ってくれていたのですが、今朝、そのツリーの下に、クリスマスプレゼントがたくさん置かれていました。その贈り物には名前もなんにも書かれていません。でもどれも、私がほしいような物でした。いつも私がかぶっているような帽子だとか、いつもしている手袋とピッタリ合うスカーフなどが並んでいたのです。新しい花の種やクリスマスカードもたくさんありました。いったい誰から贈られたのでしょうか。」
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町に住む一人のおばあさんが、明日で85 歳になるので老人ホームに入ろうと考え、家族と相談していました。
我が家で迎える最後の誕生日だと思いながら皆に祝ってもらっていると、ふとテーブルの上にきれいなすみれの鉢が置いてあることに気が付きました。
おばあさん「これは誰からのプレゼント?」
家族たち「天使から。」
おばあさんは本当に天使からだと思いました。自分のことを思ってくれる人が家族以外にいる、ということがとても嬉しかったのです。老人ホームに行くのはとても寂しかったけれど、勇気が湧いてきました。
その後、この家族は、おばあさんに勇気を与える贈り物をしてくれた人は誰だろうと調べ、それが大邸宅の奥様だとわかりました。何も不自由はしていないだろうけれども、自分たちも同じことをしようと思い、町中で相談して、こっそりと老婦人のクリスマスツリーの下に贈物を届けたのです。
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老婦人「私の人生の中で、こんなに嬉しいクリスマスを迎えたことはありません。」
博士「“おたがいさま”という言葉があるように、あなたは喜んで今日のプレゼントをもらっていいのですよ。あなたが庭に種を蒔くと、その種は花になってあなたのところに返ってきます。あなたは小さい種をいっぱい蒔いたから、クリスマスに立派な花たちを咲かせてくれたのですよ。」
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このお話から言えることは、他者と比較して自分にないものに目を向けたり、気になることを考え続けるのではなく、まず自分ができることをやるのが大切という事ではないでしょうか。
“思いやリーダー”を育てるためのゲームであるアチーバスの17原則の中にも「まず自分がやる」という言葉があり、これに通じる所があります。また、「与える人になる」と言葉もあり、与える人になると巡り巡って自分が与えられることになるものです。
まずは自分から行動してみませんか??
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