日々の中の感謝
今日から10月。気候も暑かった時期に比べ、幾分過ごしやすくなりましたね。
そして、2015年もあと2ヶ月。
どのような2ヶ月にしていくか、先のことも含めて考えながら今月の目標や計画を立てていくのもいいかもしれませんね。(^^)
さて、突然ですが、みなさんは2004年にノーベル平和賞を受賞した方がどなたか、ご存知ですか。
ケニア出身の女性、ワンガリ・マータイさんです。
彼女はケニアで「グリーンベルト運動」という名の植林活動を行い、貧困や環境問題について、祖国の人々に訴えを続けました。
2002年に彼女はケニアで国会議員となり、環境副大臣にも就任しています。
そして翌年、彼女は環境や人権に対する取り組みや訴えが評価され、環境分野から、そしてアフリカ人女性からも初めてのノーベル平和賞の受賞という快挙を果たしました。
マータイさんはノーベル平和賞を受賞した翌年に来日しました。
そして、日本に来たことで、彼女が以前から掲げてきた信念や思いが、日本語のある一言で表現されていることを知りました。
それが 「もったいない」 という言葉です。
「もったいない」には、ものを惜しんで有効活用するという意味もありますが、更に加えて物事を大切にすることや、物事に対する尊敬の念や感謝の気持ちを持つ意味もあります。
マータイさんは「もったいない」という言葉の全ての意味を知った上で、子供たちや次世代へのメッセージとしてこの言葉を、環境を守る国際語として世界中に広げることを決意したと言われています。
私たちは日常の中、物事や人に対して、尊敬の念や感謝の念をどのくらい感じながら生活しているでしょう。
例えば、先にあげた 「もったいない」 という言葉であれば、 「もったいない」 と発したときにその中に尊敬や感謝の念はどのくらい含まれているでしょうか。
「時間がもったいない」「お金がもったいない」
みなさん、一度は言ったことがあるかと思います。
そのときに、時間やお金に対して、感謝の気持ちを感じたことはありますか。
私たちは日常の中にあるもの、当たり前のものに対して、鈍感になりやすい生き物だと感じます。
ただ生きているということや、時間やお金があること、一日の生活を安全な中で送ることができていること等、当たり前に存在しているものに対して、感謝をしたり、思いをはせたりすることを忘れてしまいやすいところがあると思います。
人間関係においてもいえる部分があります。
挨拶をすること、相手に視線や笑顔を向けること、ちょっとしたことでも声掛けをすること。
人と関わる上でのこうした気配りも当たり前となって、感謝をしたり、尊敬したりすることを忘れてしまうことがあります。
人や物事に対して、自分はどんな気持ちを持って、感じて生活しているのか。
この機会に振り返り、感謝や尊敬の気持ちをもって過ごせると、少しまた世界が違って見えるかもしれませんね。(^^)
あーすぷらざでは、現在、もったいないばあさんのワールドレポート展「生きものがきえる」を開催しています。
地球に存在する生き物たちが絶滅する問題について、私たちの暮らしとの繋がりについても取り上げながら、生物の多様性をテーマに考えていくイベントとなっています。
世の中に多くの 「もったいない」 が存在すること、それを私たちが再認識するきっかけになり得るかもしれませんね。(^^)
10月20日(火)までの開催です。
神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)
〒247-0007 神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1
※リエンゲージメントでは、
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気軽にお問合せください。
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