絵を描いて知る
今日、9月10日は様々な記念日として設定されていますが、その中に”カラーテレビの日”というものも挙げられています。
1960年、日本の5局でカラーテレビの本放送を始まった日だそうです。
テレビ業界も今では更に進化を続けていますが、カラーで情報を伝えることは当時にしてみれば、とても画期的かつ魅力的なものだったのではないでしょうか。
さて、カラーで情報を伝えるといえば、先日、リエンゲージメント横浜では、絵を使って自分の気持ちを表現したり、相手と会話をしたりするプログラムを実施しました。
皆さんは、生活の中で、言葉では表現ができないけれども、存在している 気持ちやからだの感覚はないでしょうか?
例えば、「今日、元気?」と聞いたとき、相手に「まぁ元気かなぁ…」と答えられたとしましょう。
あなたは、「まぁ元気かなぁ…」と聞いて、相手はどんな状態だと感じますか?
おそらく、多くの方は、相手が”元気”だと思わないのではないかと思います。
そこで、「元気ないの?」と聞いたとします。
そのとき、相手は「いや、元気がないってわけじゃないんだ」ということもあるかもしれません。
「元気なのか」問うと”元気ではない”、しかし「元気ではないのか」と問うと、”元気がないわけではない”。
つまり、相手の状態は”元気”と”元気でない”の間、グレーゾーンの中にあることになります。
では、「まぁ元気かなぁ…」という言葉がグレーゾーンの中にあるとして、それは”元気”寄りなのでしょうか。あるいは”元気ではない”寄りなのでしょうか。
それは日により、人により、違いがあることでしょう。
ただ、もし「具体的にその状態を説明して」と言われた場合、多くの人がそれを具体的に言葉で表現することは難しいのではないかと思います。
言葉では表現しきれない、微妙な差異やからだの感覚的な部分をこのプログラムでは扱い、芸術(絵)として表現しています。
昔の人々は、自分の気持ちや言葉を伝えるために、絵を描きました。
それが、やがて文明が発展する中で、絵だったものが文字となり、そして今日の私たちまで受け継がれてきたのです。
言葉では表現できないもの、それが色や形となって出てくることもあります。
そうして、自分の状態を知る、目で見ることができることは、自分を知る上でも良いことではないでしょうか。
もし、自分の気持ちをうまく表現することができない、自分の中に何かがあるけれども、言葉で表現することが難しいとき、何かを書いてみるのも良いかもしれません(^^)
現在、平塚市美術館では、『ぺこちゃん展』というものを開催しています。
不二家のキャラクターとして有名なぺこちゃん。
昭和の時代や世相と共に変わるぺこちゃんの姿や、現代のアーティストとコラボレーションしている姿、パッケージに描かれているミルキーの展示等も行われています。
また、平塚市美術館は他にも様々な絵画等も展示されている美術館です。
一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。(^^)
平塚市美術館
〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
※リエンゲージメントでは、
随時 無料のリワークプログラムに参加できる方を募集しております。
気軽にお問合せください。
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