無条件のリスペクト
8月も終盤になりました。
朝晩は少し涼しくなり、過ごしやすくなりましたね。
そして、空も高くなり、秋の気配を感じる季節となりました。
さて、先日、水島広子先生の「自己肯定感、持っていますか?」という本を読みました。
自己肯定感については何度か取り上げていますが、今回は少し違った観点から自己肯定感を高める方法をご紹介したいと思います。
まず、自己肯定感とは何かというと、「自分を大切にする気持ち」です。
水島先生は「自己肯定感とは、自分らしくのびのびと、そして他人とも良い関係を保ちながら生きていくための栄養のようなものである」とも仰っています。
自己肯定感が低いと、どうしても「こんな自分はダメだ」と思ったり、他者に振り回されてしまったり、他者の言動に腹が立ったり、傷つきやすくなります。
自己肯定感の低さは、このように「生きづらさ」につながっていってしまいます。
では、どうしたら、自己肯定感を上げられるのでしょうか。
この本では、他者をリスペクトしてみることを勧めています。
他者をリスペクトできれば、自分のこともリスペクトできる、つまり自己肯定感が高まるのだそうです。
ここでいうリスペクトとは、「ありのままの相手に敬意を持つ、尊重する」という無条件のリスペクトです。
嫌なことを言う人も、いい加減に見える人も、その背景にはいろいろな事情があるんだろうなという視点で相手を見てみる。相手に対する評価を手放し、「様々な事情がありながら、一生懸命生きていること」をリスペクトすることが大切なのだそうです。
このように、相手をリスペクトしていくと、そのリスペクト感が自分にも及んでくるのだそうです。
「○○さんも、いろいろな事情がありながら、頑張っているんだ。私もいろいろあるけど、その中で頑張っているよね」といった感覚が生まれてくるのだとか。
自分を認めようとしても難しい、自分を大切にしようと思ってもできない…という方は、まずは他者に対する認識を変えることから始めてみてはいかがでしょうか。
引用文献
『自己肯定感、持っていますか?』 水島広子 大和出版
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