宇宙飛行士の立場で考える
先生:「みんなは、『良い社会』ってどんなところだと思う?」
生徒:「戦争や犯罪がないところ」
生徒:「自分のやりたいことができるところ!」
先生:「どうしてそう思うの?」
生徒:「だって宇宙飛行士になりたいって思っても、その夢をかなえさせてくれる社会がなくちゃ、なれないでしょ。やりたいことができるのは、人間の権利だよ。」
先生「なるほど。じゃあ、今度は、自分とは違う人の立場から『よい社会ってどんなところ?』という問題を考えてみようか。例えば、お母さんの立場から見ると、よい社会ってどんなところだろう?宇宙飛行士の立場で考えた『よい社会』は、みんなが考える『よい社会』と一緒かな? 自分とは違う人になりきって、『よい社会とはどんなところか』を考えてみよう…」
(以下略)
日本の授業とはずいぶん違いますよね。
欧米ではこのように、「考える力」をつけるための授業が行われているようです。
上記の授業は、自分とは違う誰かになりきって、「自分と違う視点で考える」ことによって、発想を広げることを目的としているようです。
このように、「自分と違う視点で考える」ということは、発想力を鍛えるだけでなく、実は日常生活の様々な場面で役立ちます。
例えば、対立した時、相手の立場に立って考えてみる。
相手の考えや気持ちが理解でき、着地点が見えてくることもあるかもしれません。
また、行き詰った時、尊敬する○○さんだったら、こういう時どう考えるかな~と考えてみる。
そうすると、突破口が見えてくるということもあります。
仕事でも、上司の立場に立って考えてみると、自分の仕事に対する捉え方がかわるかもしれません。
ブログをご覧の皆様も、日頃から「自分と違う視点で考える」トレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
きっと様々な場面で活用できると思います^^
<引用文献>
『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』 狩野みき 日本実業出版社
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