失敗をくり返す人
ただ、タイトルが少しでも引っかかった人、胸に突き刺さった人には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
『韓非子』に出てくる言葉の一部を紹介します。
衆人の功を成さんと欲して反(かえ)って敗を為す所以は
道理を知らずして肯(あえ)て知に問い能に聴かざるに生ず
[意味]
普通の人間が成功を欲しても失敗に終わるのは、
道理を知らないうえ、
知恵や能力がある人に教えを請おうとしないからである。
韓非子は二人の宰相(管仲と隰朋)を例に挙げています。
管仲
⇒山中で道を失ったときのこと
「老馬の知恵が役に立つだろう」と馬を放ち
後をついて行ったところ 道に出ることができたという。
隰朋
⇒山中で水が無くなったときのこと
「高さ一寸の蟻塚の八尺下に水があるだろう」と言い
掘ってみたところ 水が湧いてきたという。
この例を挙げた後でこう続けます。
「管仲や隰朋のような
素晴らしい知恵や能力を備えた人物でも
知らないことにぶつかれば
老馬や蟻からでも教えを受ける。
ところが 失敗をくり返す人 は、
愚かなのに聖人にさえ学ぼうとしない。
成長するはずもない。」
たしかに、「成功したい」「幸せになりたい」と言いながら、決して人の助言を実行せず、「独自に」「自分のやり方で」と言って失敗し続けている人がいます。
そこから何かを学んで次に活かせているなら良いのですが、そういう人は同じような失敗をくり返します。
では、どうにもならないのか?いいえ、そんなことはありません。
自分ではどうにもならないことでも専門家の協力があれば解決できることがあります。
自分の未熟さを認め、知恵のある人から教えを授かることを学べれば、「失敗をくり返す人」から「失敗を次へ活かせる人」へ変われます。
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