自分を受けいれるって・・・
今回は「自分を受けいれる」という技術を学びました。
前回までの認知行動療法で、自分が損してしまう考え方、嫌いなところを変えてきました。ですが、「うまく変えられない」「どうしても変えられない」ということがあります。
そんな時には受け入れてしまうということも一つの技術です。
突然ですが、皆さんには「こんな自分が嫌」「人にこんなことを言われるのが嫌」ということがありますか?
先日、私にはこんな出来事がありました。
私が頑張って努力して作り上げた作品をAさんに見せたところ・・・、
Aさん:「全体的な見た目は良いけど・・・、こういうところダメじゃない?こういうところに気付けてないよね?それができてないと意味ないよね?」
と、ずばずば言われてしまいました。しかも、厳しい口調で。。
私はその日、ものすごく落ち込みました。まるで、誰かに「お前は何をやっても中途半端でダメな人間なんだ」とでも言われているかのように。
頑張った自分、努力した自分を全て否定されたかのような気分を味わってしまいました。
話は戻って、この日の認知行動療法ではこんなことをやりました。
上記の私の出来事にあてはめて書いてみます。
①出来事を思い起こして、自分に向けて突きつけてみる。
私の場合:Aさんをイメージして「全体的な見た目は良いけど、気付けていないところがあるから、意味ないよね?」
②その事実(真実)を認める、受けいれる。
私の場合:「たしかに、全体的な見た目は良いけど、気づけていないところがあって、意味を失っています。」
③事実(真実)を認めた時の感情を味わう。
私の場合:「張りつめていた気持ちが楽になった」「受けいれたことによって目的を思い出せた」
受けいれたくない(認めたくない)自分を受けいれることは、誰だって、ものすごく抵抗のあることでしょうし、難しいことだと思います。
受けいれたくない自分を思い起こそうとする段階で行き詰ってしまうこともあるかもしれません。
思い起こそうとすると、辛くなったり、苦しくなったり、怖くなったり・・・。人によって様々だと思います。
でも辛くなるのは、ご自身が、一生懸命、「自分を知ろう」、「自分をみつめよう」、「自分と向き合おう」と頑張っている証だと思います。
一歩ずつ前に進んでいる証だと思います。
認知行動療法のプログラムは、回を重ねるごとに難しい課題になってきています。
ですから、すぐに出来なくても、そんな自分を責めないでくださいね。頑張っている自分をたまには褒めてあげてください(^^)
最初から難しい出来事や事実についてではなく、ご自身にとってやりやすそうな(これならやれそうだ!)内容から始めるのも良いと思います。
まずは「受けいれるとどんな感じがする?!」「ほっとした感じ?!」「○○○な感じ?!」というのをぜひ体感して頂ければと思います。
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