エゴグラムを使って自分を知る
エゴグラムとは、交流分析の自我状態モデルをグラフ化する性格診断法です。簡単に言うと、どんな性格かを知るためにグラフ化するテストです。東京大学の「TEG」が有名です。
エゴグラムでは、5つの自我状態(CP、NP、A、FC、AC)を分析していきます。
①CP(Critical Parent)は、「批判的な心」「厳しさ」を表します。
CPが高いと、「責任感が強くなる」「他者にも批判的」の傾向があります。CPが低いと、「人を責めない」「無責任になる」傾向があります。
②NP(Nurturing Parent)は、「養育的な心」「やさしさ」を表します。
NPが高いと、「やさしく思いやりがある」「お節介」の傾向があります。NPが低いと、「他者に冷たい」「他者に無関心」の傾向があります。
③A (Adult)は、「合理的」「論理性」を表します。
Aが高いと、「常識的」「計算高い」傾向があります。Aが低いと、「非常識」「非合理的」の傾向があります。
④FC(Free Child)は、「自由」「奔放さ」を表します。
FCが高いと、「明るい」「好奇心旺盛」の傾向があります。FCが低いと、「無気力」「物事を楽しめない」傾向があります。
⑤AC(Adapted Child)は、「順応」「従順さ」を表します。
ACが高いと、「我慢強い」「控えめ」の傾向があります。ACが低いと、「反抗的」「マイペース」の傾向があります。
あくまで、「自分で思う(質問に答えるのが自分なので)」「現在の(変えていけます)」「5つのバランスから分析(ひとつの自我状態だけで みるものではありません)」していくものになります。
現在の自分の性格を知ることで、今後の自分に役立てていくことができます。
交流分析では、「他人と過去は変えられない」ことから、自分のコミュニケーションパターンを変えることで、他者との関係を改善することを目指していきます。
そのためには、自分を知り、効果的なコミュニケーションを学び、実践していくことが大切です。
自分を知ることって、「怖いようでもあり…でも興味あるけど…でもやっぱり怖い!」という所がありますよね。
自分のことなので、興味があって当然です。ただ、自分を目の当たりにするのって勇気がいりますよね。
そんなときに、エゴグラムのようなツールを、指導者がいるところで行えれば、ちょうどよく「自分を知る」に取組めるのではないでしょうか。
心理テストを通して自分を知る機会は、日常生活にあまり無いと思います。そのためか、皆さん、真剣にエゴグラムに取り組み、盛り上がっていました(^^)
リエンゲージメントでは、様々なプログラムがリンクして、「自分を知ること」「人を知ること」「コミュニケーションスキル」「ビジネススキル」等々が身についていきます。
そして、このリワークが「回復と改善」に繋がっていきます。
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