ペース配分を知ろう
皆さん、こんにちは。
季節がまたぐっと進んで、冬が顔を出してきましたね。
もうすぐ師走ということで年末年始の準備で世の中が忙しくなってきます。
さて、みなさんも毎日いろいろなスケジュールをこなしているかと思いますが、ご自身の体調や状態にあった活動量を把握しておりますでしょうか。
・やらなきゃいけないこと
・やった方がいいこと
・気が進まないけどこなさないといけないこと
こういったものが1日のスケジュールの中にいくつも存在しながら、私たちは生活を回さなくてはなりません。
どんなスケジュールを組んだにせよ、自分の体は1つであることを忘れてしまったら大変です。
気の進まないものは、心も体もローエネルギーで対応しがちかもしれませんので、あとで気分転換をしてバランスを保っている人が多いのではないでしょうか。
一方、自分の興味関心のあるものにのめりこみやすい人、義務感の強い人は、何に対してもパワー全開!となることがあります。
そして、ある日突然エネルギーが枯渇して体も頭も心も動かなくなってしまう…。
そうなると「急にどうしたんだ自分は!」とパニックです。
そうなった原因として考えやすいのは直近の出来事だったりするんですが、それはきっかけに過ぎないことが多いです。
総合的に考えてみると、エネルギーのバランスのとり方やペース配分が分からずに、知らず知らずのうちに溜まっていた疲れが爆発した!ということが少なくありません。
当事業所の利用者様も一生懸命な方が多いので、ついつい自分の体力や調子以上の活動量を予定に入れてしまい、息切れを起こしてしまうことがあります。
ですが、人間、気づいた時が「チャンス」ですね。
起きたことはなんでも自分を豊かにする材料になります。
スタッフと一緒に振り返りをすることで、ご自身の傾向を把握し、エネルギー配分やペースの調整を意識する練習に取り組まれています。
意識するだけでなく、スケジュール帳などで可視化してみたり、生活記録シートに記録を記入したりとあらゆるツールを取り入れて努力されております。
使ったエネルギーの量やエネルギータンクの残量がメーターとして見えたらどんなに助かるだろうと思いますが、実際にメーターは存在しませんね。
ですから、地道ではありますがご自身で体験して情報を得て、対応していくことをお勧めします。
また、休息を「怠け」と捉える人もいつでもパワー全開で活動しがちですが、適度な休息は必要な予定です。
プロ野球選手を思い浮かべてください。
どんなに優れて活力にあふれたピッチャーでも、故障をしないように投げる回数の制限や肩を休める時間を設けていますよね。
見通しをもって、休むことをスケジュールに入れているんです。
もし、エネルギーの消費が多すぎて上手くスケジュールをこなせないという人は、ご自身のパフォーマンスを上げるために必要な「体を休める時間」「頭を休める時間」も予定としてスケジュールに組み込んでいただけたらいいなと思います。
皆さんもご自身を労わる時間も作ってスケジュールをこなしていきましょう。