ズレが起きている!?
みなさん、こんにちは。気づけば9月となりましたね。
今年の秋は例年よりも暑いという予報だそうで、10月までが続くそうです。
紅葉の見ごろも後ろにずれる可能性があるそうですし、何より体調管理を気をつけないとですね。
秋の味覚を堪能して、栄養つけて備えたいなと思います。
さて、今日は「期待」についての話をしたいと思います。
私たちは様々なところで、自分や自分の周りの何かに対して「期待」をして生きています。
期待すること自体は、自然な欲求活動です。
ワクワクしたり、ウキウキしたり、心地よい感情をもたらしてくれますね。
一方、自分自身のネガティブな感情や状況に何かしらの対応をしないといけない時に、勝手に他者に期待してしまうと厄介だったりします。
・嫌なことがあったから慰めてほしいと思って相談したら、「それはあなたが悪いんじゃない?」と責められた…。
・初めての仕事だから不安な気持ちでいっぱいなことを友だちに話したら、「自分に甘いんだね。」って言われた…。
・今日はどうも緊張が高くて表情も固くなってしまう、誰か心配してくれるかなと思ったのに誰も声をかけてくれない…。
こういう時に心の中を渦巻くのは、
「なんてひどい人なんだろう」、「なんて冷たい人たちなんだろう」、「なんて厳しい人なんだろう」
という思いだったりすることも。
この時に自分が勝手に周囲に期待していたことに気づかないでいると、
「こんな人(たち)とは付き合うのをやめてしまおう!」と本当に縁を切ってしまう事態に発展することも。
もちろん、周囲に対して、こうしてほしい、ああしてほしいということがあって、それを口にしたり思ったりすることはよくあることです。
ただ、その期待が、望みが、100%叶うかどうかは現時点で決まってないということを理解しておく必要があります。
自分が周囲にどれだけ期待しているのかを把握して、望んだ結果以外になることもあると知っておく。
これだけでも、大きくなったネガティブ感情が小さくなっていきます。
そして、自分の要望をもっと具体的に伝えると「期待」に近づく可能性は上がります。
アドバイスではなく、共感してほしいのであれば、
「色々と思うところはあると思うのだけど、まずは私の気持ちを受け止めてほしいから話を聴いてくれない?」
「とても緊張しているから、大丈夫だよって声をかけてくれない?」
ただ、ここまで伝えても希望した答えが返ってくる可能性は五分五分であることを頭に入れておきましょう。
どんな希望も提案も、受け取った相手が答えを決めるものなので。
期待したことからズレると私たちの心には、怒りや悲しみなどのネガティブな感情が湧いてきます。
その時に、外の環境を変えて気持ちをなだめたくなるのですが、それは結構大変な作業です。
ですから、自分がどんな期待を寄せていたのか、その期待の大きさはどのくらいなのかを見つめられると、自分で自分の感情をなだめることができるようになっていきます。
ちょっと難しい話になりましたが、頭の片隅に置いておいてもらえるといいなと思います。