自律神経を整えて梅雨を乗りきる
皆さん、こんにちは。
関東は6日に梅雨入りし、最近は雨が多いですね。
雨のときは気分が下がりやすくなるイメージですが、私は時々雨音に静かに耳を傾けることがあります。
時間が経つにつれてテンポやリズム等が変化していくため、意外と楽しむことができます。
また、雨音に集中することで無心になれて、一時的に頭が休まったような感覚にもなります。
皆さんもよかったら試してみてください^^
さて本日は、久々に自律神経を整える方法についてお話していきます。
梅雨時期は気温や気圧が不安定で自律神経が乱れやすく、不調を訴える人が多くなる傾向にあります。
自律神経はそういった一時的な気候変動でも乱れやすい分、ちょっとした行動ですぐに改善を図ることも可能です。
そこで今回は自律神経を整えて、体調管理に役立てるヒントをお伝えしたいと思います。
まず自律神経とは何か、ざっくりとおさらいします。
自律神経とは、呼吸および内臓器官のすべてや血管をコントロールする神経で、脳の一部分に中枢があります。体温や血流、心拍数といった人間の生命活動機能の根幹を支えています。
また、「交感神経」と「副交感神経」の2種類の働きがあります。前者は体を活動的な状態へ、後者は鎮静状態へ導きます。
例えば真夏日の体温上昇を防ぐときは、交感神経により血管の拡張や発汗が促され、同時に副交感神経により心拍数の抑制も促されることで、体温が下がります。
逆に真冬日の体温低下を防ぐときは、交感神経により血管の収縮や心拍数の上昇等が促され、体温が上がります。
このように、自律神経は体の状態を常に一定に保つため、日々忙しく活動しています。
しかし自律神経にも限界はあり、あまりにも負担が増えると疲弊してしまいます。
そうなると、体温調節等の生体機能が一時的に乱れ、いわゆる体調不良の状態となります。
いまの時期から夏にかけて暑い屋外とクーラー等で冷えた室内の行き来することが多くなりますが、このような極端な気温差に晒されると自律神経は混乱してしまいます。
また、湿度の高い環境では汗が蒸発しづらいため、梅雨時期は特に体温調節が難しくなります。
この時期に不調を訴える人が増えるのは、そういった自律神経の問題も関係しているわけです。
そのようなとき簡単に実践できる対処法として、「朝の水分補給」および「軽い運動」をオススメします。
朝は副交感神経の優位な状態から、活動するために交感神経の優位な状態へ切り替わりますが、その際に副交感神経が過度に低下し、朝からイライラする等の問題が生じることがあります。
そこでコップ1杯の水を飲むと、胃腸の神経が刺激され副交感神経の働きが高まることで、自律神経のバランスが整えられます。
また、胃腸機能は免疫力との関係性が深いといわれているため、朝から胃腸が活発に動くことで、免疫力アップも期待できます。
ちなみに、水は「一気に飲む」というのがポイントです。勢い良く飲んだ方が腸への刺激が起こりやすくなり、腸の蠕動(ぜんどう)運動のスイッチが入ることで、スムーズな排便に繋がります。
一気に飲む際には、胃腸へ過度な負担をかけないよう、常温~50℃(白湯くらい)程度に温度調整することをオススメします。
そして「朝の水分補給」をした後、通勤中のウォーキングや階段昇降といった軽い運動を行うと、発汗が促され体温調節機能が正常に働きやすくなります。
なお、人体の60%程度は水分でできており、水は生命維持のために欠かせないものです。
湿度が高いと喉の渇きを感じづらいのですが、失われる水分量が減るわけではないので、水分補給をしっかりすることが大切です。
今回は対処法を2つご紹介しましたが、他にもたくさんの方法があります。
ぜひ色々と調べたうえで、自分の生活に取り入れやすい対処法を幾つか選んで実践し、健康維持に繋げていただければと思います^^