手放す強さ
涼しく感じる日も出てきましたね。
さて、以前のブログで、「諦めない力=GRIT」についてお話ししました。
今日はその対の関係になりそうな「手放す強さ」「諦める大切さ」についてお話していきたいと思います。
みなさん、“諦める”、“手放す”というワードを聞くとネガティブなイメージを持ちませんか?
しかし、あきらめるという言葉の語源となる「あきらむ」は万葉集の時代から用いられてきた歴史の長い言葉で、「明らむ:光をあてて見る、見通す」というところと結びつき、「十分に見て、よくわかる」という意味で用いられていたと言われています。
その後、明治時代に「断念する・思いきる」という意味が伴ったとされています。
また、正岡子規の『病状六尺』では「あきめる」という言葉を普段私たちがよく用いる”give up”の意味ではなく、「置かれた状況で物事を受け入れ、乗り越え、その生を楽しむという積極的な姿勢」ということを示す言葉として用いられているようです。
さらに、昨今の研究では、諦めることの肯定的な意味を裏付ける論考やデータが紹介されつつあります。
就労において、「諦めずに目標を高く持ち現状の自分を高めていく方向性」と「現実から目をそらさずにそれを直視して引き受けていく方向性」の両面を育くむことは重要になります。
例えば、「楽しそうだから、好きだから就職したい!」、「名の通る企業だから就職したい!」という気持ちはあるものの、その会社の仕事が自分の特性には合っていない場合、いざ就活になると上手くいかなかったり 就職してから困難さを抱えてしまったり・・・ということが起こることがあります。
つまり、“やりたい”・“したい”といった理想や希望だけでは うまく行かないこともあります。
そこで、“やりたい”・“したい”といった強い気持ちを手放し、諦めると、どいうことが起こるか?
縛られていた思考を手放し解放されることで、「いかに自分に適した仕事を選択するか」というような選択肢に気付き、掴むことができるようになります。
それでも、自分の“やりたい”・“したい”という“希望や理想”と、自分の“特性や適性”などの間で葛藤することもあるかと思います。
英国の医師・心理学者のヘンリー・エリスが、「人がうまく生きていくには、あきらめと執着を適度に持ち合わせる事だ」と言っています。
この「手放すこと、諦める事」と「諦めないこと、やり抜くこと」のバランスが大切なのだと思います。
皆さんも自分と向き合い、バランスよく考え、再就職を目指しませんか?
横浜臨港パークでは、8日(土)に「みなとみらいスマートフェスティバル2018」が開催されます。
市民・企業と培ってきた“連携”をテーマに、環境・IoT等の先端技術と音楽・アートをコラボしたイベントを開催します。
先端技術とアートの“調和”、“バランス”の取れた芸術に触れてみるのはいかがでしょうか。
【開催日時】2018年9月8日(土)18:30~20:00(15:00開場)
※天候状況により、一部内容を変更または中止の可能性があります。
【会 場】みなとみらい21地区 臨港パーク
【チケット】1,500円(税込)
■チケットぴあで販売中(Pコード:640-043)
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