働き続けること
暑い日と雨の日を繰り返しながら、本格的な夏に向かっていく時節柄ですが、皆さんは、どのようにお過ごしですか。
今回は、元気をもたらすお話をしたいと思います。
「お好み焼き屋のおばちゃん」のお話です。
今年で85歳。少し腰を曲げながらも、一人で店を切り盛りしています。
お好み焼きを焼き続けて、もう35年になるそうです。
50歳の時に、ご主人と死別し、そこから店を始めましたが、それまで飲食関係の経験はなかったそうです。
「おいしい店と評判を聞くと、そこへ通い続けました。味を何とか真似ようとしましたが、やっぱり自分の味になってしまう」と話されていました。
仕事を始める前の準備を万全にして、しかし、味の完璧さは求めようとせず、
「自分の味を作ればよい。気に入ったお客さんに喜んでもらえばよい」という、
準備性と前向きの考え方が、良いスタートの後押しになっています。
このおばちゃんの凄いところは、焼きながら、ずっと喋っているところです。
「デュアル・タスク(同時に二つ以上の課題をこなす)」を駆使しています。
誰もが、この「おばちゃんワールド」の中へ引きこまれてしまいます。
朝11時に開店し、夕方16時に店じまい。
土日も店を開いています。
しかし、適度に休日を入れています。
生活リズムを変えず、自分のペースを維持しているから、働き続けることができるのです。
店を出るときには、「○○さん、また待っています」と、お客さん一人ひとりの名前をあげて、笑顔で送ってくれます。
自分の名前を呼ばれることで、お客さんは特別感を感じます。
おばちゃんとしては、名前を呼んで、記憶を反復しているのかもしれませんね。
弛まぬ努力をおくびにも出さず、元気に働き続けている「お好み焼き屋のおばちゃん」のお話でした。
この話のなかには、仕事とは何かについて考える際のキーワードが含まれていると思いませんか?
準備性、前向きの考え方、生活リズム、自分のペース、働き続けることの意味、などなど。
リエンゲージメントでは、就労準備プログラムなどを通じて、皆さんと仕事について向き合って考えていきます。
興味のある方は是非ご見学にいらしてください。
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