自己理解を深める
桜が見頃になり、一段と春らしくなってきましたね。
寒暖差が大きい季節ですので風邪を引かないようにご注意頂ければと思います。
今回のテーマは「自己理解を深める」です。
以前のブログ でもご紹介しましたが、ジョハリの窓という、対人関係における気づきのグラフモデルを元にお話します。
これは、心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムが1955年に発表したモデルです。
人間関係における気づきを「自分が分かっている・分かっていない」という基準と、「他人が分かっている・分かっていない」という基準を組み合わせて、4領域に分けて捉えます。
①開放の窓(自分にも他人にも分かっている領域)
②盲点の窓(他人からは分かっているが、自分には分かっていない領域)
③秘密の窓(自分では分かっているが、他人には見せない領域)
④未知の窓(自分にも他人にも分かっていない未知の領域)
開放の窓(自分にも他人にも分かっている領域)が大きいと、円滑なコミュニケーションが可能になります。
開放の窓を拡げるためには「A他者との交流を通して、自分で気づいていない自己に気づく」、「B他者に自分を分かってもらえるように自己開示する」等の方法があります。
A「他者との交流を通して、自分で気づいていない自己に気づく」
他者からのフィードバックを通して相手から自分がどのように見られているかを知ることができ、これまで気づいていなかった自分の姿に気づくことができます。
自分の良い面を知ることで、自分に自信を持つことができる、自分に向いている仕事を選べる、長所を活かせるように仕事を工夫できる、就職の面接の際に自己PRとして活用できる等のメリットを得ることができます。
また、自分の悪い面を知ることで、自己成長に必要な課題を知ることができます。
また、良い面、悪い面に限らず、色々な人から見られている自分の姿を知ることで気づきを得て、自らの成長を促すことができます。
B「他者に自分をわかってもらうこと」
他者に自分をわかってもらうためには、やはり自己開示も必要です。
自分のことを相手に伝えることをせずに、わかってもらうことは難しいからです。
また、他者に隠している面が多いと、他人とのコミュニケーションが不自然になりがちです。
さらに、職場においては、自己開示を行なうことによって、自分の強みや欠点を周囲に理解して貰うことで、適切な支援を得られやすくなります。
リエンゲージメントでは、就労定着のために、スタッフとの面談やグループワーク等を通して、コミュニケーションの練習をしたり、自己理解を深めていくサポートをさせていただきます。
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