心に良い言葉の使い方
これは、ある意味当たり前ですね。
しかし、気づいて欲しい大切なポイントがあります。実は私たちに起きる刺激は、外界だけではありません。自分の思い癖や物の受け取り方、言葉の使い方にも大きく左右されるということです。
私たちの左脳は否定形を理解しますが、右脳は否定形を理解できません。
どういうことか職場の例でお話ししますね。
例えば、職場の事務で「ミス防止週間」があるとします。毎朝、朝礼で「今日もミスをしないようにしよう!!」とみんなで気合を入れます。その結果どうなると思いますか?
実は、ミス防止週間の前後でミスの数字が変わらないとか、「増えた!?」なんてことが起きがちです。これが、脳の仕組みで起きることが分かっています。
ミス防止と言われると、右脳はミスを想像し、左脳はそれを打ち消そうとします。でも、右脳の刺激は素早くダイレクトです。左脳が追いつきません。そこで、どんなに頑張っても「ミス」が起きるという現実が起きます。
では、どうしたらいいと思いますか?
正解は、「ミスをしない週間、ミス防止週間」というフレーズではなく、「落ち着いて正確な事務処理週間」というフレーズが望ましいのです。
そうすると、「ミス」が頭をよぎりません。結果として、ミスが減るのです。
もちろん、「言葉のあや」に騙されにくい方もいます。でも、多くの方は、右脳に引っ張られる傾向があります。ミスをしやすくなるのです。
他にどんな言葉の使い方が思いつきますか?
例えば、
・病気にならないようにしよう → 健康になろう
・遅刻しないようにしよう → 何時に会社に着くようにしよう
・イライラしないようにしよう → 楽しく過ごそう
こんな言葉の使い方を意識して使うだけでも、少しずつ自分の状態が心地よい方向へシフトします。
ぜひ試してみてくださいね。
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