うつ病・双極性障害 発達障害 HSP 就労移行支援・リワークリエンゲージメント

皆さん、こんにちは。
朝晩涼しく昼間は暑く、着るものに悩む毎日でしたが、やっと秋の到来でしょうか。
先日、少し寒い日に飛び込みでもつ鍋屋さんに出向きましたら、あいにくの満席。
冷え込んだ日でもありました。
人々が食事として欲するものも熱いものに変わってきたのだと思い、夏の終わりを感じました。 
さて、話がそれましたが、今回は「ふりかえり」についてお話をしたいと思います。 
出席率が安定してきたら、利用者の皆さんにはご自身のこれまでを振り返っていただく機会を設けています。
特に、退職や休職の経緯について丁寧に取り扱っていきます。 
「ふりかえる」ということを考えると「なんだか嫌だな」「しんどいな」「やりたくないな」と感じる方もいたりします。
退職するぐらい、休職するぐらいの体調やストレスの強い時期のことですので、そう感じるのも無理もありません。 
それでも取り組んでいただくのは意味があるからです。 
私たちは、何か問題が発生すると「どこに原因があるのか」「誰が悪いのか」ということに目を向けてしまうことが結構あります。
環境が悪いのか、自分が悪いのかと、他責と自責の間で気持ちを悩ませてしまう方も少なくありません。
退職や休職にしても、同じようなことが起きます。 
しかし、注目してほしいのは、環境と自分のバランスがどうだったのかということ。
・この環境（ストレス元）に対して自分はどのくらい対応できていたのか。
・対応できなかったとすれば、どのような点でそうだったのか。
・今後、似たような環境に遭遇した場合はどのように対応していこうと思うのか。
このようなことを、ふりかえって新たに考えてみてほしいのです。 
最初は「嫌なことを思い出した」と強いストレスを感じている方もいます。
しかし、定期的に客観的に物事をふりかえる中で「〇〇ということに対して私は嫌だと感じていたのだな」と、適度な距離感を持って自分に起きていたことを把握できるようになってきます。 
適度な距離感を持ってというところがミソとなります。 
修得してほしいのは、「どんなストレスにも勝てる方法」ではありません。
必要なのは、「色んなストレスに出会った時に対応（試行錯誤）できる力」だと思います。 
しかし、落ち込みすぎたり、慌て過ぎたりしたら、上手く試行錯誤できませんね。 
だからこそ、自分に起きていることをふりかえる習慣がついていれば、適度な距離感を持って把握することができます。
そうすることで、今やるべきことが見えてきて試行錯誤できるわけですね。 
人生の中で、自分のことをじっくりふりかえる時間は、そんなになかったりします。
せっかくの機会ですから、新しい就職先に行く前に自分のことをもう少し知ってみませんか？ 
ご興味のある方は、ぜひ一度見学にいらしてくださいませ。お待ちしています。