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課題の分離

以前のブログでも取り上げた『嫌われる勇気』という本において、中核となるものです。 この本の中で、こんな言葉があります。
「あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと―あるいは自分の課題に土足で踏み込まれること―によって引き起こされます。課題の分離ができるだけで、対人関係は激変するでしょう。」 それくらい課題の分離というのは、対人関係において重要な問題だと考えられているのです。 では、課題の分離とは何かを見ていきたいと思います。
目の前に何か課題があった時、アドラー心理学では、「これは誰の課題なのか?」という観点から考えを進めていきます。誰の課題かを見分けるには、「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えると分かりやすいと思います。 この観点から自分の課題と他者の課題を分離していき、他者の課題には踏み込まないことが重要です。
たとえば、人は相手を変えようとしがちですが、変わるかどうかを決めるのは相手です。
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」ということわざがあるように、相手が水を呑むかどうか(つまり相手が変わるかどうか)は相手の課題であって、自分の課題ではありません。
変わってほしいとお願いすることはできますが、相手に変わることを強要することは、他者の課題に踏み込む行為だと言えます。自分を変えることができるのは、自分しかいません。 ですから、自分の課題に集中し、他者の課題は切り捨てる。それが対人関係を円滑に、人生をシンプルにする秘訣だそうです^^ 言うは易し行うは難しだと思いますが、やっていくうちに少しずつできるようになります。ぜひ皆様も、「課題の分離」を意識してみてはいかがでしょうか。 引用文献
『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』 岸見 一郎・古賀 史健 ダイヤモンド社
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