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察してほしいという気持ち

今日から11月ですね。
気温が上がったり下がったりと自律神経が乱れやすい日々が続いていますので、しっかり生活を整えて対策していきましょうね。 さて、少し前になりますが、「鏡の法則」という本が有名な野口嘉則さんのメルマガで取り上げられていた“「察してほしい」という気持ち”についてお話したいと思います。 私たちは、家族や恋人など身近な人に対して、ついつい「これくらいのことはわかってくれるはずだ」とか、「これくらいはしてくれるだろう」とかいろいろな期待を持ってしまいがちです。 例えば、「この映画おもしろそう」と相手に伝え、「一緒に観に行きたい」という思いを察してくれるだろうとか、疲れたことをアピールして、いたわってほしいと思いをわかってもらいたい…などとしていませんか。 しかし、実際のところ、相手が期待に応えてくれないことは多々ありますよね。 そんなとき、不機嫌になって黙り込んだり、腹を立てて、相手のことを責めたり、相手のことを変えようとしたりしていませんか?
誰でも乳児の時は、自分がお腹を空かせて泣いていると、母親がおっぱいを与えてくれ、おむつが濡れて、気持ち悪くて泣いていると、母親がおむつを替えてくれます。 しかし、成長するにつれ、「泣いて訴えるだけではその欲求を満たせない」という事実に直面するようになります。
そして、様々な欲求を満たすためには、「自分」と「母親」の間に、「言葉」という第三の存在をはさむ必要が出てくるのです。
こうして、子どもの心が発達していくと言われています。 ところが、大人になってもこの乳児の頃のように自分の欲求を相手に満たしてもらおうとしている方が結構いらっしゃるように思います。 自分の事情をわかってくれ、自分の欲求を満たしてくれ、自分の考えを理解してくれ と一方的に相手に要求していませんか? 察する文化が浸透している日本では、
・相手の気持ちを察すること
・気が利くこと
・場の空気を読むこと
が良いことのようにとらえられ、察することができないことが悪いように思われがちです。 しかしながら、夫婦のコミュニケーションを研究したバウコムが、 「妻が従順である(=夫の欲求を母親のように満たす)ほど、中長期的に見て、夫婦関係が悪くなっていく」という研究結果を発表しています。 その理由は、妻が従順であると、夫の心理的退行(子どもがえり)を促し、夫は家庭においてますますワガママになり、やがて夫婦関係が悪化するということのようです。
逆の場合(夫が従順な場合)は、妻がどんどんワガママになり、夫婦関係が悪化していきます。 さらにこうした関係が、憎しみを生む原因にもつながり、攻撃性を増幅する関係になるとの話もあります。
夫婦関係だけではなく、親子関係、会社の人間関係などでも同じです。 ですから、アサーションプログラムでもお伝えしているように、相手が察してくれるということを望むのではなく、きちんと自分の気持ちや要望を「言葉」で率直に伝えるということが大切です。 一緒に映画を観たいのであれば、この映画一緒に観に行こうと誘えばよいし、疲れていて、いたわってほしいなら、具体的に何をしてほしいのかを伝える必要がありますね。 自分がもし家族や恋人に対して、察して欲しいということを要求しているということに気づいたのであれば、言葉で伝えるということを意識してやっていただければと思います。 また、「察し合う二者関係」ではなく、「言葉によってコミュニケーションをとる三者関係」を築くことが、よい関係性につながるということを知っていれば、必要以上に気を利かせたり、相手の気持ちを察して動かなくてもいいと思えるのではないでしょうか。 自立した健全な関係を築くために、察し合う関係ではなく、言葉によるコミュニケーションをとる関係を作っていきましょう^^
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